受験を決意するまで

普段Twitterにいるのでブログとなると肩が凝りますね、文体も固くなってしまうし。

今回は受験を決めるまで私が何を考えていたのか思い出してみることにします。医学部編入の具体的な話は出てきません。

 

就職

2017年3月末、明日から労働が始まるんだ……という胃に鉛を突っ込まれたような気持ちと、まあ何が来ようとなんとかしてやろうという生来の傲慢な気持ちとを往還していた私は、普段放置しているFBのアカウントを開き、新社会人としての意気込み()みたいなものを書き込んでいました。ちょうど今のように。

 

就職先は小さなコンサルティングファームでした。代表がぐいぐい引っ張っていくベンチャー企業です。内定者懇親会も楽しかったし先輩もみんないい人そうだな〜と思ってワクワクしていたことを思い出します。

 

ですが仕事を始めて1週間で転職エージェントに連絡していました(えっ)

ここはあまり詳しく書けないのですが、「この会社でほんとに成長できるのだろうか?そもそもこの会社色んな意味で大丈夫なのか……?」と不安が募ったことが原因です。(今から考えるとこの時期にそこまで不安がる必要もなかったのですが、まあ自分のキャリアについて模索を続けていたことが医学部編入に繋がったのかもしれません)

 

とはいえ、新卒のぺーぺーがなんのスキルもなしに転職出来るはずもありません。

「何か身につけてから辞めよう」と思い、とりあえず目の前の仕事をこなすことにしました。会計ソフトの使い方とか、Excelでマクロを組んだりとか、「仕事をやっている風に見せるのも大事」とか、会社人(敢えてこの書き方)のノウハウを徐々に蓄積していき、それなりに仕事に慣れて楽しんでやっていました。気がついたら年を越し、また春になっていました。

 

契機

開業を志す医者や歯医者と関わることが多い仕事でした。彼らが夢を追い、思った通りのキラキラピカピカの診療所が出来ていくのはこちらもとても心躍るものです。それらの事例をいくつも見ていると、私がやりたいこととは?一生彼らの周りにいて助力するだけの人生とは?私の性格的にそれはつまらない、ではどうする?と考えて、医学部について調べ始めたのだと思います(このへんは記憶が曖昧)。

なんで医者になりたかったのかについては後日志望動機の記事とかで別に書きますね。

ネットで調べていると、ふと医学部編入予備校KALSの広告が目に入りました。医学部に編入という道があるのをここで初めて知りました。

「一年早く医者になれて、しかも大の苦手な数学を受けなくてもよい!?これは素晴らしいのでは!?」と思い、新宿校で行われた医科歯科の先生をお招きしてのセミナーに申し込み、後日受講を決めました。

(このときはまだ、まあ物理と化学初学やけど行けるやろと甘く見ていた+学習を始めるときや新学期にありがちな向こう見ずな勢いで、物理・化学コースを申し込みました。あと、チューターさんで元文系で同じように物理と化学初学で、これらの科目があった時代の医科歯科に合格されている方がいらっしゃったため、私もそうなりたいと思ったのです。今思えばこの方が優秀すぎるだけで、もう少し謙虚に科目を考えるべきだったのかもしれません。

結果的に物理と化学は高校レベルがやっとでした。話が脱線しましたが、この辺もまたおいおい書くことになるでしょう)

 

もう一度大学に入り直してキャリアを足踏みしてよいものだろうか?そもそもこれは受験であって、受かるかどうかもわからない、加えて私は文系で英語もさほど得意ではないし生命科学はやったことすらない(センター生物Ⅰはやりました)、何年かかるかわからないこの戦いに身を投じてリターンはあるのか?

 

 

色々と逡巡しました。幸い親も恋人も応援してくれました。しかし自分になかなか自信が持てなかったのです。保険をかけて、仕事と予備校同時並行でやることにしました。これが2018年4月のことです。

長くなったので仕事予備校両立時代はまたの記事にします。